数えきれない程ある映画の中には、見たことはなくてもタイトルは知っていると言われる映画があります。
その中でもサブリミナル効果が使われたと言われた映画には、なぜか人々の印象に残る映画が多いように思います。
「どんな映画にサブリミナル効果が使われているの?」
「映画の中に一瞬見える画像をサブリミナル効果っていうの?」
と気になっている方もいるのではないでしょうか。
今回は
- 「サブリミナル効果」が使われたと言われた映画にはどのような映画があるのか
- 映画の中でサブリミナル効果を使う目的
について紹介していきます。気になる方は、このまま読み進めていってくださいね。
目次
サブリミナル効果が使われたと言われた映画
この効果によってどんな影響を与えているのでしょうか。見てみましょう。
サブリミナル・マインド
引用元:Amazon
- 2016年イギリスで製作。
- 女性研究家が深層心理を操られ、恐ろしい行動に出てしまうサイエンススリラー。
ここがサブリミナル効果
タイトルにもなっているように、サブリミナル効果を使った内容の映画になっている。
気づかない間に深層心理に何かが働きかけてくる怖さがある映画と言われている。
ユリイカ
青山真治監督の『EUREKA/ユリイカ』をテアトル新宿にて。実は初めて観た。好きな歌で「生まれ変わりたい」という言葉を耳にしても、現実的に想像することはなかった。死後の世界なんてサッパリわからないけど、生きてるうちに生まれ変わりたいなら、この映画がパスポートなんじゃないかと思った。 pic.twitter.com/DCb99sSy2i
— 結 (@xxxjyururixxx) June 15, 2022
- 2000年制作。
- 役所広司・宮崎あおい主演で、九州バスジャック事件を題材にした映画。
- 事件で深い傷を負った人々の再生への旅と心の変化など描かれている。
ここがサブリミナル効果
映画の始まりからセピア色だった映像が、ラストでカラー映像に変わることがサブリミナル効果と言われている。
セピア色の映像がバスジャック以来、止まってしまった時間や心の傷を表しているみたいに見えます。
シャイニング
引用元:BAZAAR
- 1980年公開。
- 主演のジャック・ニコラスがみせる狂気に満ちた怪演が見所。
ここがサブリミナル効果
疑問が確信に変わるまでの映像がサブリミナル効果が使われた映画と言われている。
イベント・ホライゾン
サブリミナル効果を使ったものには、映画の演出映像の中だけではなくBlu-rayの表紙にもありました。
引用元:Amazon
- 1997年アメリカで制作されたSFホラー映画。
- わずか数秒しかない地獄の描写も印象的だと話題。
ここがサブリミナル効果
この表紙の光の部分にガイコツが見えるところ。
実際には目に見えない「エイリアン」を感じる内容がサブリミナル効果が使われている。
サブリミナル効果を手法とした映画
一瞬映る画像とはどこにあるのでしょうか。見てみましょう。
ファイト・クラブ
引用元:Amazon
- 1999年公開。
- サブリミナル効果が使われいると言われた映画の代表作。
- 衝撃的なラストが用意された映画。
一瞬映る画像とは
ラストでビルが崩壊していく映像を見ていると、一瞬映る画像が有名。
エクソシスト
引用元:Amazon
- 1973年のホラー映画。
- 悪魔祓いをテーマとしたオカルト映画の代表作。
一瞬映る画像とは
何度も一瞬映る悪魔の顔が出てきている。恐怖を倍増させる為だと言われている。
RAMPO
#面白くないけど好きな映画
RAMPO(奥山バージョン)映画の内容より平幹二朗(と阿部寛)の女装が強烈過ぎて観終わった後に「やっぱ平さんそっち系だったんだろうな」って思うくらいどういう内容だったかすら忘れるレベルだったww pic.twitter.com/lTUE4F80rB
— セバスチャン+゚.* (@sebastianus287) March 1, 2022
- 1994年に公開。
- 二人の監督、黛(まゆずみ)バージョンと奥山バージョンがある。
- 虚構と現実をさまよう作家・江戸川乱歩の姿を描いた映画。
- 日本では史上初、サブリミナル効果が使われた映画と言われている。
一瞬映る画像とは
カメラのフラッシュ後に一瞬だけ不気味な怪人の顔が見えると話題になった。
その他の映画に、「SE7EN」「サスペリア2」「クローバーフィールド」などにも、一瞬目に入る画像があります。
映画の中でサブリミナル効果が使われた目的とは?
映画の中でサブリミナル効果が使われた目的とは、どんなことがあるのでしょうか。
サブリミナル効果には、刷り込ませたい情報やメッセージを潜在意識に働きかけることで、心理的に感情を揺さぶる効果があります。
映像と共に聴こえてくる音や恐怖心、目に見えないものを想像すること、謎を解くこと、映画をただ見るだけではなく、考えたり感じたりすることで映画に引き込まれていきます。そういった感情を与えるために、サブリミナル効果は使われているのです。
その効果を目的別にすると、
- 恐怖心を与える目的
- 見えていないものを想像させる目的
と、言ったものがあります。どんな作品があるのか見ていきましょう。
潜在意識に恐怖心を与える目的
例えば、潜在意識に恐怖心を与える作品には「リング」があります。
ラストのテレビから貞子が出てくるシーンは恐怖以外の何者でもありませんが、そこに行き着くまでの謎や心理的に迫ってくる色味を抑えた映像こそ、サブリミナル効果と言えます。日本のホラー映画は海外の映画と比べ、目に見える怖さより、心理的にくる怖さがあり今でもゾクゾクしたのを覚えています。
潜在意識を利用し目に見えないものを想像させる目的
目に見えないものを想像する作品には、例えば「イベント・ホライゾン」や「SE7EN」があります。
「イベント・ホライゾン」は映像には現れない『エイリアン』の存在を感じる映画になっています。
「SE7EN」はラストに届けられる箱の中身です。こちらも映画の中では箱の中身は映像として映っていませんが、何が入っているかは分かります。
このように映像として目に見ていなくても、それまでの情報で「見た」と思ってしまうのがサブリミナル効果なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はサブリミナル効果が使われている印象的な映画を紹介しました。
- 演出に使った作品には、想像力を掻き立てる内容のものが多い。
- 手法として取り入れた作品には、一瞬映る画像に驚きながらもその必要性や意味を問うものが多い。
サブリミナル効果を使っている映画はこの他にも色々あります。ぜひ見つけてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。