サブリミナル効果を使ったCMがあることを知って、
「サブリミナル効果が使われたCMって、どんなCM?」
「CM中にどんな画像を流したの?」
画像が残っているのならまとめて見てみたい!と思っていませんか?
どのようなCMでサブリミナル効果が使用されていたのか、それは本当に使用されていたのかを含めてご説明していきます。
気になる方はこのまま読み進めていってくださいね。
サブリミナル効果が使われたと言われたCM
サブリミナル効果とは、CMの中に視聴者が気付かない程度の画像を一瞬映し出すことで潜在意識に働きかけ、影響を与える手法のことを言います。
ここからはサブリミナル効果が使われたと言われた6つのCM、
- 世にも奇妙な物語
- J-one
- 映画ピクニック
- テレビ朝日
- ソニーモバイル
- KFC
について、ご紹介していきます。
世にも奇妙な物語
世にも奇妙な物語の中のドラマでサブリミナル効果をテーマにしたものがあります。
ドラマ内ではありますが、CMでサブリミナル効果が使用されていました。どのような画像が使われていたのか見ていきましょう。
画面に現れた文字
「バイバイ65 65歳以上の者は自ら死を選べ」
強烈な印象が残る文字ですね。
こちらの動画が参考になるのでご紹介します。
画面全体にパッと文字が現れますが、あなたは気付きましたか?
見逃してしまう速さですよね。
ドラマ内のCMではありますが、現れる文字が恐ろしくとても印象にのこります。過激な衣装で楽しそうにサンバを踊っている姿に反して、死を選べという強烈な言葉。
脚本があっての物語ですが、65歳以上の高齢者に対し自殺を促し、人口を減らす目的として使用されました。
老人が自動的に消えるシステムって発想、92年の世にも奇妙な物語「サブリミナル」にもあったなそういえば。
CMにサブリミナル効果で自殺促進カットが入ってて刷り込まれて死んでしまう、という奴。 pic.twitter.com/IjH66Acubp
— 名村岩 (@robin_sage19) February 22, 2023
こちらの画像がCMに使用されたのです。
ドラマの脚本とはいえ、自ら死を選択するように仕組まれたCMを流すなんて、恐怖しか感じません。
しかし安心してください。サブリミナル効果には自殺に導いたり、特定の人を殺させるなどの効果はありません。
J-one
J-oneはアルバイト情報誌です。
画面に現れた文字
「買え、買え」「買うんだ、買うんだ」「買って、買って」
これらの文字が画面に現れます。下記の動画が参考になるのでご紹介します。
サブリミナル効果は、短い時間で刺激を与えて普段認識できていない意識に、影響を与える効果があることをお伝えしました。
こちらの動画では短い時間ではありますが、認知できないほどの速さではありません。
このことから実際に、先ほどの動画がCMで使用されたのかどうかは不明ですが、サブリミナル効果が使われたCMと言われています。
「買え、買え」などの表示が、画面いっぱいに現れているのを知ったら、怖い印象を抱いてしまいますよね。
実在していた会社だったことから、サブリミナル効果を使用したCMに関わっていたのかもしれませんね。
映画ピクニック
映画「ピクニック」の上映前に流れたCMが、サブリミナル効果が使われたCMと言われています。
画面に現れた文字
「コカ・コーラを飲め」
「ポップコーンを食べろ」
コカ・コーラとポップコーンの売上を伸ばすための実験で、サブリミナル効果を使用したCMと言われました。コカ・コーラとポップコーンの画像が、短時間にフラッシュ表示されたのです。
しかし、このサブリミナル効果を使用したCM実験は「嘘」と認める結果となりました。
実は、あれ、嘘なんです。
引用:yahoo!知恵袋
サブリミナル効果を使用しなくても、映画館へ行ったら自然な流れでポップコーンと飲み物を購入する気がします。
嘘であっても自分が気付いていないだけで、実は「映画を見る=ポップコーンを買う」という潜在意識が働いているのかもしれないと感じました。
テレビ朝日
テレビ朝日で放送されている人気のアニメ、「ドラえもん」。
秘密の道具で夢を叶えてくれるキャラクターで、大人から子どもまで大人気ですよね。
そのドラえもんのキャラクターを使用した「つながろう!ニッポン」のCMの最後に、サブリミナル効果が使われたと言われています。
画面に現れたもの
コカ・コーラのロゴ
下記の動画がサブリミナル効果を使用していると言われているCMです。
東日本大震災が長引く生活の中、復興へ向けて放送されたCMです。
駒送りで観ると一瞬コカ・コーラのロゴが見えます。 それってサブリミナル効果を狙ったものですか??
引用:yahoo!知恵袋
最後まで視聴しましたが、コカ・コーラのロゴは見えませんでした。
見えない理由は、お住まいの地域により流れるCMが違うことが原因だからです。
例えば東京のキー局から放送されるCMの電波の部分に、地方局から地方用のCMを上からかぶせて放送します。
わずかな時間、地方局とキー局とのあいだで微妙な時間差が生じてしまうのです。
このようにCM内容と全く異なる映像や文字が、CMとCMとの間で一瞬現れることがあるのですが、この現象をサブリミナル効果を使用したCMと勘違いしてしまったのでしょう。
一瞬見えたかのように感じられますが、サブリミナル効果を意したものではありません。
ですがコマ送りで確認できると、サブリミナル効果を使用しているのでは?と、疑問に思うことは自然なことですよね。
コマ送りで一瞬映っていることが確認できたら、サブリミナル効果を使用したCMだと思ってしまうのも、仕方がないと感じます。
ソニーモバイル
ソニーモバイルが発売した新Xperia25。ピントを被写体に自動的に合わせることができる最速スピードが特徴のスマートフォンです。
この速さをアピールするために、スウェーデンで流れたCMをご紹介します。
画面に現れた文字
このメッセージに気付いた人は、件名を「CPB031」にして、「0.03@sonymobile.com」までメールを送信してください。最も早かった人に新Xperia Z5をプレゼントします
このような内容が現れました。下記の動画が参考になるのでご紹介します。
マントを羽織り、仮面をつけて遊んでいる子どもの様子を見たお父さん。
お父さんに向かって勢いよく走ってくる子どもを、スマートフォンのカメラに収めようとしたその瞬間、画面の中心にメッセージが現れます。
最速のスピードで、被写体にピントを合わせることができることを打ち出しているのが伝わるCMですね。
KFC
KFC(ケンタッキーフライドチキン)のCMでもサブリミナル効果が使われたと言われています。
画面に現れた画像
秘密の番号
画像は確認できませんでしたが、CMの間にサブリミナル効果を使用して画面にクーポン番号を表示させたと言われています。
そのクーポン番号をウェブサイトで入力すると、無料で商品がもらえる仕掛けです。
スローモーションで見ないと確認できないことから、ハードディスクを利用して遅い速度でCMを凝視するように誘導させたのです。
クーポンが欲しくない人に対しても刺激を与えて、その後の行動に影響を与えてしまうかもしれませんね。
まとめ
ここまでサブリミナル効果を使用していると言われている、CMについてご紹介してきました。
- 世にも奇妙な物語→ドラマ内でのCMで65歳以上は死ねという自殺を促した
- J-one→アルバイト情報誌を「買え、買って、買うんだ」と、買うように誘導させた
- ピクニック→映画の上映前のCMを使ってコカ・コーラとポップコーンを買うように誘導させた
- つながろう!ニッポン→CMの最後にコカ・コーラのロゴが現れた
- ソニーモバイル→画面に新Xperiaをプレゼントするメッセージが現れる
- KFC→CM内に無料クーポン券を発行できるクーポン番号を忍ばせてCMを凝視するように仕掛けた
このように言われていますが不確かな情報も含まれていました。
サブリミナル効果が実際に人を操ったり、行動を誘導することができると証明されていませんが、恐怖感や違和感が心に残ります。
サブリミナル効果を使用したCMが使われていたのかもしれないと思うと、少し怖いですよね。
サブリミナル効果を使用した放送は見ている人を操り、判断を本人の意思とは反する方向へ誘導させてしまう恐れがあるという理由から、現在は法律で禁じられています。
しかし、私たちが気付かないだけでサブリミナル効果を狙ったCMが存在しているかもしれません。
普段何気なく見ていたCMを、サブリミナル効果が使われているのかもしれないという意識で見てみるのも、面白いかもしれませんね。